4月から新社会人となる方はもちろん、すでに社会人であっても気分を一新するためにバッグを新調することはよくあります。ここ数年、ビジネスシーンではリュックを用いることが市民権を得ています。
街を見渡すとスーツ姿であってもビジネスバッグを背負っている方を多く見かけます。とはいえ、アウトドア感の強いリュックはビジネスシーンには不適格です。
今回はシンプルでありながら、高機能でブリーフケース、ショルダーバッグ、そしてリュックとしても使える吉田カバンのオリジナルブランドPORTERよりTIMEシリーズの定番3wayBRIEF CASEを紹介いたします。
機能性
まず吉田カバンのPORTERといえば高い機能性と耐久性で老若男女に愛される国民的に愛されるブランドです。なかでもMA-1をモチーフにし、ナイロン素材を使用したTANKERシリーズがもっとも有名です。
一方こちらのTIMEというシリーズではバッグ表面生地にコーデュラナイロンツイル生地というナイロンを使用することで普通のナイロンと比較して耐久性に優れ、かつ軽量という特徴を持っています。
まずバッグ全体を見てみると光沢の強い生地感であることも伺えますが、この光沢は生地の表面にテフロンファブリック加工を施しているためです。光沢によるドレス感の担保もさることながら、撥水と汚れをつきにくくするといった効果が発揮されます。
これは半永久的に持続するものではなく、使用していくうちに経年劣化していきます。そのため筆者は使用して半年~1年程経つのですが若干表面の生地が使い始めから水を弾きにくくなってしまった感があります。
1年使用して現時点で撥水効果がどの程度のものか検証してみました。こちらが水滴を垂らして5秒後、表面の生地の上に水滴がある事が確認できます。生地の表面にまだ水分が浸透していない状態です。

こちらは水滴を垂らして20秒後、水滴が生地の表面に染みこみ始めていることがわかると思います。

とはいえ水が染みてもある程度は大丈夫です。生地の裏側にはPVC加工という生地の表側に水が染みこんでも内装に水滴が染みこまないようにされています。
撥水効果が薄れてきたと思う方は防水スプレーをかけるのが良いと思います。また、生地は丈夫で摩耗にも強いのですが光沢感があるため、傷が付くと目立つのが残念な点です。
持ち手には本革を使用しています。本革を使用しているため、使っていくうちに手になじみ、見た目の高級感も出すことができます。ただし通常のレザーなので持ち手には防水効果はありません、そのため雨には要注意です。
リュックとして使用する際はこの持ち手の部分が水に濡れる可能性は非常に高いため、あらかじめオイルを塗ったり、防水スプレーをかけてのケアをオススメいたします。
使い方
3Way BRIEF CASEという名前の通り、手で持つ、肩にかける、背負うという使用方法があります。
リュック時は下記のようになります。
リュック時のイメージです。リュック時として使用しないときはジップを開いて背面にストラップを収納することが可能です。
筆者は自転車や電車での移動、外回りの際はリュックをメインで使用しており、クライアントへの訪問時にはストラップを収納した状態で通常のブリーフケースとして使用しております。
案外肩掛けはリュックとして使用する頻度が多いせいか、使用するケースが少ないと感じます。
収納力
続いてバッグの中を見てみましょう。

バッグの中はメイン収納部のほか、メッシュ地になっているポケットが左右についており、このように折りたたみ傘やペットボトルがすっぽり収まります。

雑誌や手帳、ポーチもすっぽり余裕で収まります。クリアファイル(B4サイズ)も問題ありません。

また、PCやタブレット端末をそれぞれ収納するためのダブルポケットもついており、背面にはクッション性の高いパッドが入っております。
このブリーフケースはバッグのマチが140mmと90mmの2種類あり、140㎜は2層タイプ、90㎜は1層タイプです。筆者はマチが140mmのものを使用しおります。ランチボックスを入れる方やビジネス用品と私物を分けたいという方は2層式の140mmの方がよいでしょう。
天地は300㎜、左右幅は420mmです、このサイズはB4サイズのものがすっぽり収まります。カラーバリエーションはブラック・ネイビー・ブラウンの3種、筆者はスーツの色に左右されず汎用的に使用できるブラックを購入いたしました。
ネイビーとブラウンも落ち着いた色合いで日頃使用する上で違和感なく使用していただけるカラーとなっています。
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