2017秋冬ユニクロUのモックネックTは大人が1枚で着られるカットソー

この秋、世界的に著名なデザイナーと続々とコラボを展開するユニクロ。イネス・ド・ラ・フレサンジュ、ジョナサン・ウィリアム・アンダーソンに続き、ユニクロユーザーにはすっかりおなじみとなったフランスの巨匠、クリストフ・ルメールとのコラボシリーズ「ユニクロU」がいよいよリリースです。

9月29日の先行発売分の中から、本稿では大人が1枚で着られるロングTシャツをご紹介します。

体型コンプレックスを払拭するシルエット

このTシャツの一番の魅力は、絶妙のシルエットです。全体的には商品名の通り、今トレンドの「オーバーサイズ」。肩幅は広めで、Lサイズだと55cmもあります。袖の付け根が腕側に落ちる“ドロップショルダー”になっており、丸みのあるライン。そして身幅もLサイズで57cm。かなりゆったりした作りです。

そのため、体型がとても出にくくなっています。筆者は上半身が細いためにTシャツ1枚というコーディネートに抵抗があるのですが、このTシャツであれば問題ないと感じました。なお、このTシャツであれば腕も腹回りも自然と隠れるため、筆者と逆に体型のふくよかな方にもオススメです。

そしてこのTシャツのシルエットを支えているのは、デザインと生地です。以下順番に見て行きましょう。

シルエットをルーズにしない先端部分のデザイン

このTシャツは大きめのサイズ感でありながら、全く“だらしない”見え方にはなりません。それは人の視線を集めやすい先端部分、つまり「首元」「袖先」「裾」の3か所の作りに秘密があります。

まず首元。これも商品名の通り「モックネック」になっています。モックネックの語源は“タートルネックの偽物”。タートルネックほどの高さはないものの、窮屈にならない程度に締まりがあります。

こうしたサイズ感大き目のシャツで、首元までダルンダルンしていると、一気にだらしない印象になるでしょう。なお、生地については後述しますが、肌あたりが良いため、首元に不快感がない点も好印象です。

袖の先端はリブになっていますが、スウェットのように締め付けは強くありません。特に肩周りがゆったりしている分、先端が締まることで、対比的に美しいシルエットになっています。

なお、袖丈はLサイズで56.5cmと、この数字だけを見ると決して長くありません。筆者は身長178cmですが、肩幅や身幅と合わせて、腕を下ろすとちょうど手首が隠れる程度です。

裾は厚めの生地ですが、リブではありません。シルエットを美しく見せるためにはサイドにスリットが入っていればなおよし、とも思いますが、実際のところ身幅がゆったりしているので、スリットがなくても問題ないと感じます。なお、着丈は69.5cm。筆者の腰がちょうど隠れる程度(スラックスのポケットが半分隠れる程度)です。

サイズについて追記です。このTシャツは1サイズ変わるとかなり数字が変わります。Mサイズの場合、肩幅53.5cm、身幅54cm、袖丈55cm、着丈66.5cm。Lサイズの場合は上述の通り、肩幅55cm、身幅57cm、袖丈56.5cm、着丈69.5cm。筆者であればインナーにするならMサイズ、1枚で着るならLサイズ、といったところでしょうか。

質感のある肉厚で肌あたりのよい生地

素材は本体が綿100%、首元と袖先のリブ部分が綿79%、ポリエステル21%となっています。ヘビーウェイトの生地はツヤ感こそないものの、程よく落ち感があり、シワがつきにくくなっています。

本体はTシャツやニットで一般的な天竺織り。表地と裏地でも触感が異なります。表地はなめらかでさわり心地がよく、裏地は若干の起毛感があります。

なお、天竺織りのヘビーウェイトのTシャツは一般的に「丈夫」と言われていますが、このアイテムについては、洗濯に際して「ガンガン洗ってよし」とまでは言えません。染色の問題もあってか、「ネットに入れて低温洗い、高温乾燥禁止、陰干し」推奨です。

5色展開。特にオススメはネイビーとダークオレンジ

 

 このTシャツはユニクロ表記で「00 WHITE」「03 GREY」「09 BLACK」「28 DARK ORANGE」「69 NAVY」の5色展開。筆者が最終的に選んだのは「69 NAVY」です。しかしネット上で初めて見た時は「00 WHITE」「09 BLACK」のいずれかだと思っていました。現物を見ると悩みます。それぞれに良さがあるのです。

“ネット上で見てわからない現物の良さ”をこうして“ネット上の記事”でご説明するのもおかしな話ですが、筆者の私見だけを簡単に述べますので、ご検討の一助としていただければ幸いです。

http://ur2.link/G9XR

「00 WHITE」「03 GREY」「09 BLACK」の3色は、いずれも普段使いにはもってこいです。ベーシックな色遣いではありますが、上述の通りシルエットがステキなので、決して凡庸な印象にはなりません。

http://ur2.link/G9XR

一方で、実のところ筆者が一番悩んだのは、この「28 DARK ORANGE」と「69 NAVY」の2色のどちらにするか、です。「28 DARK ORANGE」の黒が混じった“DARK”な茶色っぽさは実に上品で大人の印象です。最終的に筆者が「69 NAVY」を選んだのは、個人的な好みと、他のアイテムとの相性を考慮しただけのことです。

洋服の魅力は、シルエットとデザインと生地はそれぞれが相互に作用しながら作り上げるもの。それをこのTシャツを見るとつくづく実感します。価格は1990円(+税)と、コスパも抜群。お財布と収納スペースに余裕のある方は、多色買いをオススメします。

【11/16更新】ユニクロユー2017秋冬アイテムレビューまとめ【全24点】

2017.11.16
EQ03

この記事を書いた人

EQ03

身長178cm 体重64kg 靴27.0cm

洋服を“食”と共に、「コミュニケーションを最適化するためのツール」と位置付けています。物産展マニア。国内外を問わず、地域・人に根差した物語性のあるモノ・コトに惹かれます。コーディネートはワイルドよりもきれいめを。