【メンズ】白Tシャツのオススメブランドを10点レビュー【無地】

もう秋物を探し出す8月末ですが、これから秋物アウターには必須アイテムになる白T。色んなブランドから出ていて分からなくなりますよね。オールシーズン使えて白Tを制するものは全てを制すと言っても過言ではない。そんなアイテムを10点今回一挙レビューします。

ナノユニバース/Anti Soaked Henley T SS/ホワイト ¥4860

胸元にボタンのあるヘンリーネックのTシャツは、ともすれば“おじいちゃん感”を想起させるもの。しかしこのTシャツでは高品質なシャツに使われる貝ボタン、それも大きめのものが使われているため、ドレスシャツの印象すら感じさせる大人っぽさがあります。

また、袖にリブがあるおかげで腕がたくましく見えたり、裾にスリットがあることで体のシルエットがきれいに見えたりといった具合に、さりげなく配慮が行き届いたデザインです。

綿50%、レーヨン50%の生地には特殊加工が施されており、汗染みが目立たないという魅力的な機能性も。触感自体は極上とは言いがたいものの、柔らかで着心地のよい仕上がりです。懸念すべき点は、生地が若干薄いこと。主張の強い乳首だと透けてしまうリスクがあります。

ちなみに筆者は身長178cm、体重64kgで、ふだんTシャツはMを着ていますが、このアイテムもMでジャストサイズ。肩幅はナノユニバース公式ウェブサイトで42.5cm、ゾゾタウンで43cmと記載されています。

ユニクロ/ビッグシルエットポケ付きT

生地は綿100%で程よいゴワゴワ感があります。

肌に接する感触は決して滑らかではなく、ベストとは言えません。ですが、その硬い生地のために、肌にぴっちり密着することはないので、体型がもろにバレないという利点があります。中年太りや痩せすぎなどの体型が気になる方は、これを着ればそれをうまく隠してくれるので、まさに使えるアイテムです。

さらに、その名の通り、このTシャツは着るだけで簡単にビッグシルエットを作れるので便利です。シルエットとサイズでカジュアル感を出している分、白を選べばドレス感がキープされます。 インナーに合わせても使えますが、1枚で着る場合、特に華奢な体格の方は、袖をロールアップすることをオススメします。

私も華奢な体型なのですが、そのまま着ると余計に華奢なのが目立ってしまいました。目立つ部分の袖をロールアップをすれば問題なしです。

洗濯も何度もしていますが、生地がヘタレる様子はまだありません。干し方によってはシワが出るので、その場合はさっとアイロンをかけましょう。価格も1500円と安いので、気軽にガンガン使い倒していけるアイテムです。

GOODWEAR/ポケットつきロンT/白

この時期はコーデの主役として、秋口になるとジャケットのインナーとして活躍する白Tですが、ブランドによってシルエット、着心地は様々ですよね。自分がオススメしたいのはGOODWEARの白Tです。made in USAにこだわっているだけあって、肉厚のあるしっかりした生地が特徴です。

その為に一枚で着た時はもちろん、ジャケットのインナーとして着た時もクタッとヨレることがありません。洗濯した時の縮みやヨレも良くない為ガンガン洗ってヘビロテして着ることが出来ます。165cm、50kgの自分が着ると着丈はジャスト、身幅に若干のゆとりがあるややボックスのシルエットになります。

ジーパン、スニーカーで合わすのも良し、スラックス、革靴でドレス感を出すのも良し組み合わせも無限にあり、合わせ方で印象がガラっとかわるのも魅力の一つです。タックインで合わせる事で今年らしさがでて、ワンランク上の着こなしが可能です。

価格は6000円と少し高めですが、素材の良さから長く着ることが可能なので値段に見合った価値は充分にあります。シンプルなモノだけに自分に合う一着を見つけてはいかがでしょうか?

ユニクロ/スーピマコットンVネックT(半袖) ¥1,000(税別)

生地は高級素材であるスーピマコットンを使用しており、肌触りは柔らかく着心地は抜群に良いです。真夏にもサラッと気持ちよく過ごすことができます。首元のVネックはやや浅く作られています。Vネックが苦手な方や試してみたい方でも上品な印象になるためオススメです。

私は167㎝、51㎏ですが、この商品のSサイズを着用すると少々ぴちっとしてしまい、貧弱な見た目を更に際立たせてしまいます。そこで1サイズほど大きいものを着用すると、ぴちっとした感じはなくなり、体型を隠すことができます。

白Tシャツの課題である透けに関してですが、念のためインナーにタンクトップを入れて対策していただきたいと思います。その場合にもサイズを上げたもののほうがストレス無く着用できると思います。

着古したものをインナーとして相当ハードに約一年ほどヘビーユースしており、裏返したりネットにも入れずに洗濯していますが、襟や裾がよれたりすることも今のところありません。

ユニクロアンドルメール/MEN スーピマコットンクルーネックT(半袖) ¥1,990(税別)

「ユニクロU」ラインの前身である「ユニクロアンドルメール」の2016年SSの半袖Tシャツ。この商品の象徴といえるポケットですが、かなり大きめであり、胸よりもややお腹に近い位置に配置されています。これにより若干のデザイン性を獲得しており、夏のシンプルスタイルを打開するベく脱地味に貢献してくれています。

生地はスーピマコットンなのですが、ユニクロ通常ラインで使用されているものよりも厚手で、悩みどころの透けについてはかなりクリアしています。厚手とはいえややルーズなシルエットなので、肌に張り付かず夏でも快適に過ごせます。下がり気味のポケットの位置も相まってより一層リラックス感を与えてくれます。

上記の通りデザインがカジュアルに寄っていますが、生地の光沢が強いので子供っぽくなる心配もありません。またネック部分は細めに作られています。視線の集まる首元を細くすることによって目立ちにくくさせており、こちらもカジュアル感を和らげてくれています。

洗濯により伸びたりよれたりといったことも今のところなくタフで、Tシャツにはありがたく汚れを気にせずガンガン洗えます。

PLST/カモジャガード半袖Tシャツ

白Tシャツですがカモフラ柄で、地味な印象が少しだけ解消します。カモフラを使いたいけど本格的なのはちょっと…という方にはオススメです。

サイズは172cmで70kgの私がMサイズでピッタリです。ただ、着丈が短めなので、Lサイズの方が良いかもしれません。素材はコットンですが、サラリとした肌ざわりで涼しく着られます。薄めの生地なので、透けるのが気になるかもしれません。

インナーを着た方が良いでしょう。残念ながら完売してしまいましたが、定価4,309円(税込)がセールで半額になっていました。2000円代ならば、コスパ的にも良いでしょう。

ユニクロ/ドライカラークルーネックT(半袖)/ホワイト

素材は綿66%、ポリエステル34%でドライ機能があります。春夏シーズンに3点まとめ買いでよく割り引き販売されているパックTシャツです。

はじめて購入したときは手頃な価格につられて部屋着にしようと思い購入し、ドライ機能にはあまり期待せずに着てみました。ところが思いのほかしっかりとドライ機能が感じられ、さっぱりとした着心地で気持ちが良いです。

ポリエステル混の生地のTシャツは睡眠時の肌着として着ると寝覚めが良くない印象を持っていたため以前は綿100%のものばかりを好んで着ていましたが、試しにこのTシャツを着て寝てみたところしっかりと汗を吸収しべたつきもなく気分良く起きることができました。

これは代謝が良く汗をかきやすい方にはTシャツを選ぶ際の重要な要件だと思いますがそれをクリアしています。また、繰り返し洗っていますがとくに傷みやすいということもなく、襟ぐりや袖口がよれやすいということもありません。サイズは用途に応じてジャストサイズと大きめサイズを使い分けると良いでしょう。

このTシャツをコーディネートの主役として着ようとするとやや心許ないですが、普段何気なく着用するにはこれで十分と思える脇役として優秀な白Tシャツです。

GU/ビックT/ホワイト/990円

昨年販売されたGUの名作ビックT。

何といってもシルエットが素晴らしく、ビックサイズですが着丈を過度に長くせず、バランスの取れたシルエット構築が捗ります。ビックサイズのため気になるお腹も隠せ、Yラインシルエットが作りやすいです。合わせるのはスキニーデニムやジョガーパンツがいいでしょう。また、無地ではなくほんの少し入っているプリントが脱地味に繋がります。

素材にはあまり工夫なく、綿100%。値段的にやむを得ないかもしれませんが1~2年着ると襟ぐりが伸びてしまいそうです。 特筆すべきは値段です。990円+税でした。この完成度を他のブランドで再現しようとしたら数倍かかるでしょう。コスパ抜群です。下手気なブランドんぼTシャツを買う溶離よっぽど価値があります。

172cm、67kgの私はビックシルエットを強調するためにXLを選んでいます。普段はLサイズを着ていますが、XLでもシルエットに問題なしです。

HANES/ジャパンフィット【2枚組】クルーネックTシャツTシャツ/アソートB

通称「赤パック」
襟・袖・裾それぞれがゆったりしたサイズで、特に襟元のバインダーは肌に負担がかからない生地のため、首元に密着して違和感が出るということがありません。

近い価格帯のユニクロのスーピマコットンTと比べるとツヤという点では劣ります。ですがこちらの方が適度な厚みがあるためタンクトップを着たときに透けにくく、上述の通りゆったりサイズなので着心地を優先する方はHANESの方が気楽に使うことができます。

またジャパンフィットシリーズで2017年6月に通称「青パック」と呼ばれるものが発売されました。

赤が綿100%,青が綿75%・ポリエステル25%と素材だけが違いますが、赤は生地の厚みと着心地に優れ、一方青はシワになりにくく洗いやすいという違いがあります。青パックも魅力的ですが、こちらはまだ色が白しか取り扱いがないため、バリエーションを考えても僕は赤パックをオススメします。

JeansmateやRighton、ZOZOTOWN、公式サイトなど取扱店が豊富でコスパがイイこのTシャツ。着心地を優先しつつオシャレしたい方に適しています。

ノーアイディー/C天竺半袖V/N-T 4104円(税込み)

167㎝、51㎏の筆者がSサイズを着用し、身幅には程よくゆとりがあります。肩が少し張る感じはありますが、窮屈に感じる程ではありません。着丈も腰にかかるくらいでちょうどいいです。

コットン100%素材で生地自体は少しハリがあります。2年程の着用で洗濯により首元が少しよれてきていますが、耐久性としては平均以上だと思います。洗濯後は少々シワが寄りやすいので干す時にシワを伸ばすか、アイロンがけをオススメします。

そしてこのTシャツの一番の特徴が大きく開いたVネックなのですが、好みの分かれる部分だと思います。透けが気になる方はインナーにタンクトップを着ると思います。その際Vネックが開き過ぎているせいで、タンクトップも同様に胸元の大きく開いたものを用意しなければなりません。インナーの首の開きにも注意が必要です。

大きく開いた胸元はセクシーさを演出できる一方、わざとらしさやホストっぽいイメージがついて回ります。万人に着まわしやすいものではないかもしれませんが、ユニクロにはない深めに開いたVネックをお探しの方は是非手にとってみてください。