人気上昇中のパンツ専業ブランド!シープラスの人気モデルRIDMARK

新たな定番として人気が高まりつつあるパンツ専業ブランド、C+(シープラス)。イタリアブランドらしい綺麗なシルエットはもちろん、他のブランドと比べて価格がややお手軽なのも魅力の一つ。

今回はC+の代表的なモデルである「RIDMARK(リドマーク)」についてレビューします。

「C+(シープラス)」ってどんなブランド?

C+(シープラス)は、2009年創業のイタリアのパンツ専業ブランド。ドレスパンツの中でもわりとカジュアル寄りで、デニム生地を用いたスラックス、通称”デニスラ”が有名なブランドでもあります。他の有名ブランドのOEMもやっているそうです。

今年の5月頃に白のコットンパンツを探していて、ビームスハウスに行って色々見ていたのですが、そこで気になったのがこのC+のパンツ。細身の美しいシルエットに加えて、他のイタリアブランドと比べて価格が抑えられているのも特徴。

イタリアのパンツ専業ブランドというとINCOTEX(インコテックス)やPT01(ピーティーゼロウーノ)などが有名ですが、4万円近くまで値上がりしてしまっていますからね。「あんなの買えねえよ!」という方も多いはず。

さて、そんなC+の人気モデルが「RIDMARK」です。

C+の人気モデル「RIDMARK(リドマーク)」

「RIDMARK」のシルエットはかなり細身に作られていますが、他のパンツ専業ブランドに負けず劣らずとても綺麗。もちろん細身といってもスキニーパンツのような太ももパンパンになるような物ではありません。コットンパンツとしてはカジュアルな部類ですが、ジャケットスタイルにももちろんバッチリ使えます。

白いパンツって膨張色ですし足が太く見えやすいので、シルエットには特に気を付けたいんです。「俺には白パンツなんて似合わないから…」と言う方も多いですが、そんな方にこそ「RIDMARK」は試してみて欲しいですね。

ビームスでは2プリーツのタイプも取り扱われていましたが、選んだのはノープリーツのタイプ。現在、クラシックな人たちの間でもプリーツパンツがトレンドになっていて、1プリーツはもちろん2プリーツのパンツもほとんどのブランドから販売されています。サイドアジャスターやベルトレスといったクラシックなディテールも取り入れているブランドも多いですね。

ですが、もちろんノープリーツのパンツが履けなくなったわけではありません。ノープリーツのパンツのほうがスッキリしていて好きだと言う方も大勢いるでしょうし、今後もノープリーツパンツの需要はあるでしょう。私自身はカジュアルなコーディネートをすることが多く、普通のチノパンみたいな感じで履きたかったのでノープリーツにしました。

それでは、細かな箇所も色々凝っているのでじっくり見ていきましょう。

「RIDMARK(リドマーク)」のディテール

シルエットの他に、特に気に入ったのが生地ですね。ある程度厚みがあり、しっかりとしたハリのある感じです。右側のポケット付近にはC+のロゴバッジが付いています。

また、良い生地を使っているので発色もかなりいいです。白だと、グレーっぽい色味ですね。ビームスにあった他の白パンツと比較してみるとかなり差があり、白パンツなので爽やかな感じで履きたかったのでちょっと心配でしたが、実際に穿いてみると何の問題もありませんでした。

むしろ真っ白過ぎない分、コーディネートの他の色と中和されやすくて使いやすいですね。黒いトップスと合わせたりしてみてもそこまでコントラストがつきすぎません。

また、コインポケットが付いていてカジュアルな印象。そんなな雰囲気とマッチするように、裾の処理はダブルではなくタタキにしました。タタキ幅は2.5cmです。

一回ロールアップして、くるぶしが見えるくらいの丈で穿くイメージ。元々はセンタープレスが付いてたのですが、自分でアイロンで消しました。ビームスのスタッフの方もこのパンツはセンタープレスを消してカジュアルに着こなすのを推奨していました。

ボタンやジップなどもよく出来ています。ボタンに使われている青い糸など、さり気ない色使いにセンスを感じますね。

パンツ内側のポケット裏側には図が書かれています(笑)。よく分かりませんが温かみを感じてなんだかほっこりします。

さらに、このパンツにはウォレットチェーンが付属しています。ウォレットチェーンというと日本では不良的なイメージがあるかもしれませんが、実は今後ファッションのトレンドとして注目されているアイテムでもあります。イタリア人はウォレットチェーンが大好物なので、スナップでよく付けている人を見かけたりします。

パンツに付けるとこのような感じ。細部までよく作られてます。私はアクセサリーはほとんど使わないので、最初は正直「いらねえ」と思ったのですが、シャツなどを着れば半分くらいは隠れるのでそれほど目立たなく、ちょっとしたアクセントになるので「意外に使えるかも」と思ってたまに気が向いたときに使っています。

サイズ感や履き心地など 縫製などはやはり日本に劣るか!?

サイズ感は、ウエスト80cmくらいのパンツを穿くことが多い私で30インチがジャストサイズでした。裾幅は17cmとなかなか細いですがウエストなどは少し余裕があります。パンツのウエストは実寸で78cmでした。

生地はコットンにポリウレタンが2%混紡されており、ストレッチが利いているので穿き心地はかなり良いですね。座ったときなども生地がギュッと伸びてくれるので窮屈感は無く、非常に快適です。

しかし、着用してる間にいつの間にか股下にほつれが…。

真ん中辺りで糸がほどけているのが分かると思います。ほつれたタイミングは分かりませんが、数回の着用でこうなってしまったのは残念ですね。

たまたま運が悪かったのかもしれませんが、イタリア製だから何でも優れてるってわけじゃなく、特に縫製なんかは日本のブランドのほうが綺麗なことも多いです。このパンツに関しても、日本のブランドであれば同じ価格でもっと縫製が綺麗な物が手に入るでしょう。

とは言うものの、C+のパンツの縫製が特別粗いというわけではなく、あくまで日本と比べれば、という話です。品質そのものでアイテムの良し悪しが決まるわけではありません。イタリアブランドにはイタリアブランドにしか出せない魅力もたくさんあるので…。

価格は2万4840円(税込)。 現在セール中なのでもっと安く買えると思います。股下にほつれが発生したのは残念ですが、非常に綺麗なシルエットをしていて、なおかつ穿き心地も優れた良いパンツです。