マーカウェアのL2-Bは洋服好きにオススメの源流に忠実なアイテム

今回レビューするL2-Bは定価で買うと5万4000円(税込)します。筆者は、「誰が見ても5万4000円払う価値があるアイテムだ!」とは思いません。

しかし、こだわり尽くされたディティールを見ていくと、決して「高い」とは思いません。服好きであれば誰もが納得いく商品だと思います。

L 2 B とは?

「MA-1じゃないの?」と何が違うの?と思った方もいるかもしれません。基本的には中綿の入ったものをMA-1、ないものを L-2 B だと考えてください。

ミリタリーウェアのいいところは、何といっても「嘘臭さがないこと」です。そしてこの、MARKAWAREのL2Bも源流の形をそのままにシルエットはモダナイズされているので、古着とは違って野暮ったくないデザインになっています。

アイテムの詳細をレビュー!

ナイロンの部分は、 66ナイロンという高密度な素材が使われています。スマホで撮った写真で詳細まで伝わるかは分かりませんが 、まるでスラックスのようなツヤ感です。 

パーツのデザインは、ペンホルダーや ZIP、 ポケット、肩の部分のエポーレットは実際に米軍で使われたデザインを踏襲しています。 これらの部分を変にアレンジすると、途端に嘘臭さが出るものですが、源流を忠実に汲み取っています。

シルエットはドロップショルダーという、首から肩にかけてストンと落ちるようなデザインです。腕の部分は手首から肩にかけてだんだん太くなっています。

身長174cm、体重59kgの著者でサイズ2を着用しています。寸法は身幅61cm、胴幅61cm、裾幅47cm、着丈67cm、肩幅48cm、袖丈64cmです。

著者は通常MARKAWAREのアイテムはサイズ1を着用することが多いのですが、サイズ1が品切れのためこのサイズを選ぶことになりました。ワンサイズアップしても「大きすぎる」「丈が長すぎる」という違和感はなく着用できています。

なぜ高価なL2-Bを選ぶのか?


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例えばこちらの MA 1は、米軍が使っていたものをそのままのシルエットで商品化したものだと思われます。どうにも腕周りが野暮ったいと言わざるを得ません。 そのため着こなしが難しくなります。

この点、マーカウェアの L2-B は、街着としても取り入れられるようにすっきりとしたデザインに変更されています。

着てみた感想、経年劣化など

まず経年劣化について書きます。筆者はこのL2-Bを1シーズン、2~3日に一度使用しました。

こちらのチャックの部分ですが、もともとは黒かったのが、使っていくにつれて銅色の部分がやや見えるようになりました。

ボタンはまだ経年劣化は見られませんが、おそらく同じように銅色の部分が見えてくると思います。 安っぽいチャックやボタンを使っていると、こういったふうに経年劣化を楽しむことはできないので、これもMARKAWAREのL2-Bの魅力のひとつです。

次にリブについて。 公式サイトによれば この L2-Bに使われているリブは、この商品のために糸から作られたものとのこと。ウールですが、現在の状態はやや毛羽立ちが見られます。長く使っていくと、まず始めにこのリブの部分がダメになる可能性が高いです。

リブの着用感はやや安っぽいマフラーのような肌触りで、お世辞にも「感触が良い」とは言えません。実物に忠実に、古い靴下編み機で編んだとのこと。このあたりの再現性はすごいのですが、いかんせん、首元がデリケートな方は、チクチクする可能性があります。

以上紹介したように、細部にこだわりが見られるL2-Bですが、筆者はセールで半額で購入しました。ラッキーでした。

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