小物って優先順位が後回しになりがちじゃないですか？ 買い物にいった際、トップスは変化が一目でわかるので満足感が大きいのですが、小物はその名のとおり小さいので、鏡に映った変化がなかなかわかりにくい。しかし、侮ってはいけません。わずかな差ではあるものの「小物」はファッションにおける「調味料」です。
少しの違いで圧倒的な差を生む役割を果たすのです。ここ数年はシンプルなアイテムを着こなす「ノームコア」がトレンドとなっていましたが、2016年あたりからから「装飾性」がテーマに。ハイブランドのコレクションなどでもシンプルとは逆の志向性である柄やアクセサリーなどのアイテムが発表されるようになりました。
しかし、トレンドこそ「脱ノームコア」であるものの、いきなり派手なアイテムを使うのは抵抗があると思います。そこで活躍するのが「小物」なのです。シンプルなコーディネートに1つ小物を追加することで印象はガラリと変わります。そこで今回はオススメのシルバーアクセサリーを紹介いたします。
あのウォレットチェーンに復活の兆し
今回紹介するのはSTUDIOUS×ファッションバイヤーMB氏のコラボウォレットチェーンです。ウォレットチェーンって古いいんじゃないの？と思う方もいらっしゃると思いますが今ウォレットチェーンが復活の兆しを見せています。
今期ランバンなどランウェイでウォレットチェーンを使ったコーデが発表されています。その影響で世界的にも評価が上がっており、日本でも代官山・中目黒・南青山などのおしゃれな人が集まる街では、腰元にウォレットチェーンを覗かせるコーデが見られるようになりました。
ファッション好きの間ではロングベルトを使ったコーデをよく見るようになっていますが、徐々にウォレットチェーンを使う人が増えてくるでしょう。とはいえ「ギャル男がつけてる」「オタクが財布につけてる」などイメージが悪いのも事実です。
おそらく一昔に流行したイメージがあり時代遅れなのでしょう。そういった意味でも、選び方が重要で、過度に派手すぎないものを選びましょう。まさしくこのウォレットチェーンはそれに当てはまるアイテムです。
ウォレットチェーンの詳細に迫る
チェーンの太さですが幅1cmと細みです。チェーンの輪をカットしてあるのでシルバーアクセサリー特有の存在感が軽減され使いやすいデザインになっています。チェーンの加工もしっかりされていて、多面体からの光の反射がありチェーンが動くたびにチェーンの印象が変わるのも面白いです。
またキーリングもついているので鍵などをつけることもできます。長さは62cmでトップスの裾からチラっと見えるくらいでした。ウォレットチェーンというと財布につけるイメージがあるかもしれませんがそんなことありません。キーケースやポーチのリングにつけてもいいですがオススメはパンツのベルトループからベルトループにつけることです。
（1つ空けてべルトループにつけた場合）
パンツのベルトループの位置にもよりますが一つあけてつけてあげると丁度いい長さになりました。隣のベルトループにつけると下に垂れ下がってしまいだらしない印象になります。シンプルな服装にチラリと装飾品が見えるだけのが理想なので1つあけてつけることを推奨します。
（隣のベルトループをつけた場合）
使えば使うほど味わいが出る素材特有の変色を楽しもう
チェーンの素材は真鍮にシルバーコーディングされたものが使われています。真鍮とは銅と亜鉛の合金です。おおよそ6：4の割合を基準に、求める特性によってバランスを調整します。腐食しにくく、加工しやすい、アンティーク品のような控えめな光り方することが特徴で家具などに多く使われることが多い金属です。
真鍮とは慣用名で正式には黄銅、5円玉などが例にあがります。デメリットとしては、酸化しやすいことがあげられますがこれも実はメリットにもなります。空気中で徐々に表面が酸化され酸化銅（黒ずみ）で皮膜に覆われます。
使えば使うほど表面が酸化するのですが生活環境や場所によって酸化の仕方に違いがあり独特の味わいが出る素材なので風合いを楽しむことができます。もし変色が楽しめないのであれば研磨剤などを使うことで簡単に元の輝きに戻すことができます。
少し値段は張るがこれからの活躍間違いなし！
気になるお値段ですが税込で1万2960円です。アクセサリーとしては、少し高めですがこのクオリティの商品を購入できると考えたら安いものです。また限定品のため品切れになる可能性が高いです。新しいトレンドを先取りできるチャンスです。気になる方は是非チェックしてみてください。
