ブルゾンはシャツの上に羽織ることができてコートのインナーにも使えます。著者は去年からずっと探していて、ようやく納得のアイテムを買うことができました。The Lettersの2017年awで人気のアイテムベルベットリブブルゾンです。
圧倒的高級感はベルベット素材の光沢にあり!
形は普通の黒のブルゾンですが、光沢が一目でわかると思います。素材はベルベット。ベルベットとは、立毛で光沢感があり高級な印象を与える素材です。全身モノトーンになってしまう冬でも光沢によってで周りと差別化が図れるアイテムなのです。
(参考/ベロア素材の拡大画像)
よく似ている素材としてベロアなどがあげられますが違いとしては、ベロアの方が厚みがあり立毛が長いです。ベロアの場合は見る角度や毛の向きによって光沢が変わりますが、ベルベットはベロアほど長くないため大きく色味が変わることはありません。
(参考/ベルベットの拡大画像)
またベルベットは耐久性が弱く座ったり擦れたりすると毛が寝てしまったり抜けたりしてしまうため、長時間擦れたり強い圧力がかかるような動作には適していません。定期的に洋服用ブラシなので毛を立ててあげることが重要です。
製品洗い加工で高級感にさらに磨きをかける!
またこのブルゾンには、製品洗い加工が施されています。製品洗い加工とは縫い終わり完成した商品を一度洗いにかける工程のことを言います。そうすることで肌触りなどを良くする目的で行われる工程ですが先ほど説明した通り、ベルベットは耐久性がないのでもちろん水にも弱いです。
しかしデザイナーはあえて製品洗い加工を行っています。その結果、アイテムにビンテージ感が生まれます。程よい光沢とビンテージ感がいいバランスでブルゾンの高級感をさらに高めています。
ここ数年のレターズらしいアメリカ古着感が失わずに表現されていることがよくわかります。またドメスティックブランドならでは工程一つ一つのこだわりを感じることができました。
部分ごとに見るベルベットブルゾンの魅力!
他の詳細部分も見ていきます。まずは襟ですが首の後ろにかけて高くなっています。通常のブルゾンだとそこまで高さはないのですがこのブルゾンは他のものに比べて高さがあります。また生地が厚く硬いので襟の後ろの部分が立ち上がりやすくなってます。
ファスナーですがYKKのエクセラの両方型のファスナーが使われています。エクセラとは、一つ一つ入念に磨きをかけ滑らかさを追求したファスナーです。また光沢があり高級感があるので今回のブルゾンを良さを引き立てています。
(参考/ファスナーにもブランドの刻印があり)
通常のジップよりかなり光沢があり、遠目だとシルバーアクセサリーのような印象になります。コートの中に着るとチャックをアクセントで見せることができるので重ね着が捗りそうです。
またブルゾン自体にボリュームはなくコートの下に着用可能です。素材は表面と裏がコットンなのですが、熱を外に放出しづらく意外と冬でも温かいのが特徴です。裏地はレーヨンです。
カッコいいがお値段はもっとカッコいい!
最後にアイテムのサイズです。著者は163cm55kgでSサイズを購入しました。肩幅43.5cm、袖丈63cm、着丈62.5cm、身幅53.5cmとなっております。肝心のお値段ですが税込でなんと6万8000円……高いです。
著者はセールやポイントを駆使して購入したのでそこまでしなかったのですがブルゾンをこの値段で買うのはかなり勇気がいります。しかし、ベルベットブルゾンは毎年人気のアイテムでいつも瞬殺して完売しています。
今回紹介したブルゾンも好評のため別のパターンとして展開していました。オークションや古着屋などでたまに見かけることがあるのでもし見かけたら是非手にとってください。
※著者執筆時点ですでに完売
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